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olga

ひたむきなこと。

とても大量生産できないような、ひとつ一つ手で作られる服。どこの国の言葉ともつかないブランドの名前。そこには、私たちが知らないものづくりの現場が隠れている。

 

〈オルガ〉は国内や海外から集めたレディースメインのアパレルを扱うセレクトショップ。作り手の顔が見えるもの、立ち上げて間もないブランドなどを好んで集めるので、たくさんの在庫は持っていない。けれど、ひとつに心がぎゅっとなるようないじらしさと、ずっと一緒に歩みたくなる力がある。

 

月に1回ほど、作家やデザイナーを呼んで展示を開催。アイテムがフルラインナップで見られるので、よりブランドの世界観を感じられる一角は、〈オルガ〉らしいスペースでもある。繊細な美しさの〈bubun(ブブン)〉のガラスアクセサリーなど、関西ではめずらしいブランドの展示も見逃せない。

舞台シューズがベースになった、特徴的なトゥ。丁寧に全行程をひとりで行うイギリスの〈フィル・ハワード〉のシューズ¥59,400

  • フィリピンにルーツを持つデザイナーが現地の職人の立ち上げたバックブランド〈Uri(ウリ)〉。アバカ素材のバッグ¥16,500

ガラスの球体が、光に反射した時に耳元で透明に輝く唯一無二なアクセサリー〈ブブン〉。ピアス(左)¥33,000(右)¥28,600

他には知られていないブランドを。

フランスの古い服をベースにした〈outil(ウティ)〉や、メンズのデザイナーがつくる〈METHO(メソ)〉のシャツ、インドのオーガニックコットンを使った〈PICO(ピコ)〉のバスシート…。ここへ行けば、他では見たことのないブランドと出会える。世界にはこれだけたくさんの服があるのに、なぜ欲しい服がないんだろう? そんな風に思ったことがあるなら、ぜひ一度訪れてほしい。見た目と使い勝手だけじゃなぜか満たされない何かを感じている人にも。

  • ニットからはじまった〈TARV(ターブ)〉。珍しい半袖トップスは、ラグランスリーブとバックスリットが変化を与えくれる。¥31,900

  • 細い糸のようなシルバーワイヤーをかぎ針にして作ったバングル¥23,100。ポルトガルのアクセサリーブランド〈イネス・ソブレイラ〉のもの

  • ピレネー山脈の麓にアトリエを構える〈ワーカーズノビリティ〉。ヨーロッパで厳選した天然素材のみを使用する。コットンシャツドレス¥36,300

Text : Mio Wajima
Photo&Edit : Yuji Iwai

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