毎日のように使うものだからこそ、こだわりたい。そして長く愛したい。日の光が映し出す姿。経年によるコントラスト。使うごとに風合いが増していくその美しい様。
暮らしの道具は、単なる“モノ”ではなく、使うひとの愛情とともにその姿を変化させる。
1999年、滋賀県・野洲で花や雑貨、古道具などを扱う店としてスタート。
暮らしにまつわるアレコレを表現してきた店主の田中あずささんの「“食べる”こと、をより楽しむための物を」という想いから『savi no niwa』と店名を改め、器に特化した現在のスタイルに。
「店名の“savi”は、“錆び”を意味しています。金属が錆びていくのと同じで、器も使い込むことでシミやキズが現れてきますが、そうやって時間とともに変化していくことがひとつの魅力。そんな美しい作品たちを扱う“庭”でありたいと思っています」。
田中さんの器に対する想いが宿る店内には、北は岩手、南は熊本より全国各地50以上もの作家の作品が並ぶ。