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J.M.WESTON 心斎橋

フランスの心を、足元に。

〈ジェイエムウエストン〉の靴には、フランス人が愛する価値観と歩んできたカルチャーが詰まっている。1891年に革なめしと革加工の工場からスタートしたシューズ銘柄〈ジェイエムウエストン〉。狩猟、ゴルフ、乗馬など紳士の屋外スポーツから生まれたモデルの中でも、シンボルとも言えるのがローファーだ。おもしろいのは、この靴を一躍世に広めたのは1960年代、シャンゼリゼ通りのドラッグストアでたむろしていた通称「ドラッグストアギャング」たちだという。ジーンズに素足で父親のローファーを合わせて社会に反抗した若者のカウンターカルチャーは、フランスに刻まれる文化となった。

 

ドレスとカジュアル。芸術的で実用的。スウェードにはボックスカーフ。フランスには、異なるもの、相反するものをスタイリングするバランス感覚がある。パリは伝統と革新を繰り返してきた。だから豊かで美しい。イタリアの靴、アメリカの靴ともどこか違う、この靴には、優雅さがある。

ラバーソールで実用性に優れた「ゴルフ」も人気モデルのひとつ。色や素材のバリエーションも豊富なので、複数揃えて多様なスタイルに合わせて履き比べるのもいい。ゴルフ#641各¥154,000

良い靴屋が良い人生をつくる。

美術館のようであり、アトリエのような空間にも、フランスの息吹が感じられる。実は日本2号目の旗艦店である心斎橋店だが、2018年より就任したアーティスティックイメージ&カルチャーディレクターのオリヴィエ・サイヤール氏が内装を一新。芸術史やパフォーマンスアートに従事した彼らしい、知的で開放的な雰囲気だ。

 

定番はもちろん、革靴感覚で履けるスニーカーなど、ファッショナブルな新モデルも近年の人気。「ウエストンにはソール用レザーの工場があり、じっくりと年月をかけてなめすのが特徴です。耐久性があり履くほどに心地良くなってくるこの感覚は、他では味わえません。同じサイズでも足幅のバリエーションがあるので、店頭でフィッティングしてご自身の足の形に一番近いものが選べます」とストアマネージャーの則本さん。アフターケアや修理、カスタムも相談可能。靴はともに人生を歩んでいく相棒でもある。だからこそ、ゆっくり愉しみながら選ぶ時間も人生のひとつなのだ。

  • 装いを軽やかに彩るウィメンズの一足。シグニチャーローファー#180 ピンクゴートスウェード¥137,500。ベルベットのような品のある表面が洗練された印象に

  • コンビカラーがかわいいウィメンズのゴルフ#141 タンブラウンボックスカーフ&ベージュスウェード¥154,000。アッパーが柔らかさと抜け感を演出してくれる

  • ジャケパンスタイル、フレンチトラッドなどカジュアルな着こなしにぴったりな「ヨット」も、近年人気のモデル。耐摩耗性に優れたソールも魅力。ヨット#690¥154,000

ブランドを代表する「シグニチャーローファー」は、常時横幅の異なる6モデルがスタンバイ。シーズンによって新しい色が登場することも。シグニチャーローファー#180¥137,500

靴だけでなく、靴と同じ素材を使ったスマホケースやカードホルダーなどの革小物も充実。ミニマムなデザインとロゴ刻印が上品な印象を与える

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