関西で気軽に行ける観光地として愛される淡路島。ここ最近は特に、新しいスポットが誕生したりローカルなパーティーがあったりと、なにかと騒がしい。大きな理由は移住者だ。都会の感覚を持った人々が移り住むことで、さまざまなモノゴトが外から刺激を受けたり、新しい視点で拡散・普及されている。
その片鱗を手にとって確かめられるのがここ、〈ヒラマツグミ〉だ。母体は設計・建築会社で、それを活かしたギャラリーショップを営む。建築の仕事上出会うアーティストや作家、工房のプロダクトを扱い、多くは淡路島の作家もの。衣食住にまつわるそれらのアイテムはとても洗練された佇まいで、淡路島の植物やハーブからIZUMI KANが調香したお香〈√595〉などがその例だ。