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RICORDO

ともに過ごすほどに輝く創作のパワー。

吹きガラス工房〈fresco(フレスコ)〉の代表、辻野さんが立ち上げたセレクトショップ〈RICORDO(リカルド)〉。フレスコの定番アイテム+辻野さんによるソロプロジェクトのガラス製品をはじめ、陶器の食器から籐のバッグまで生活にまつわるアイテムを集めている。フレスコはあくまでセレクトの一部。ファクトリーショップと使い勝手は同様で、ラインナップを見たり、取り寄せ・オーダーが可能だ。

 

見どころは、クリエイティビティ溢れるセレクトアイテム。素材とデザインの組み合わせがおもしろく、見れば見るほど驚きや感動を味わうことができる。例えば、能登半島の海岸に落ちている石を拾い、それを型にして乾漆の技法でつくった桐本滉平さんのプレート。手間ひまをかけてつくられた小さなプレートは、創作物でありながら自然のいじらしさがある。大阪出身の大前さんとクロアチア出身のターニャさんとのユニットである〈SAGAN Vienna(サガンビエンナ)〉や見えないところにダイヤモンドの原石をあしらった〈tmh.〉のアクセサリーなど、ユーモアとストーリー性のあるファッションアイテムも魅力だ。真っ黒に塗られた壁のダークトーンな店内に、それらはなんとも活き活きと輝いている。

洋室にも和室にもモダンに映える、辻野剛さんによるランプシェード¥77,000~。溶けたガラスの流れるような曲線とカラーリングが美しい

記憶に残る、ショッピング。

現在リカルドを運営する東田さんは、店頭に立ちながら、並行してフレスコで自身のガラス作品の製作を行う。「リカルドはイタリアで記憶という意味。歴史のあるこの芝川ビルで、記憶の引き出しを開けてくれるものに出会えれば」と話す。

 

アンティークのような佇まいの雰囲気も素敵で、ユニセックスに楽しめる一軒。周辺には飲食店も点在しているので、デートや夫婦で来るのもおすすめだ。街歩きがてら立ち寄れば、手にした品をめぐって会話が弾みそう。東田さんと話しながら、ゆっくり買い物する楽しさを味わって。背景を知ればぐっとアイテムの輝きは増し、ここで過ごした思い出とともに持ち帰ると特別な存在になるはずだ。

能登半島の海岸で自ら集めた石を型にし、寒冷紗の薄布に漆をたっぷり重ねて仕上げた桐本滉平さんのプレート¥6,600〜

  • ベネチアングラスの技法を生かしたゴプレット。無色透明、小ぶりで日本人の感性に合うよう表現された辻野剛のベネチアンクラシックス¥28,600

  • ヴィンテージライクなデザインが、デザートに添えるだけでテーブルがサマになる。真鍮で作った東屋の姫フォーク 5本セット¥5,500

  • 品のある普段着としても、特別な日の食事にも決まる一枚。YINDIGO AM(インディゴエーエム)のアーカイブシャツ¥44,000

  • ウィーンのカフェチェアで使われる籐(とう)をバッグに採用したユニークな一品。SAGAN Vienna(サガンビエンナ)のバッグ¥75,900

  • インテリアとしても、花器としても使いたい辻野剛さんのガラスピッチャー¥30,800。半透明のガラスの質感がクラシカルな印象

  • 透明感のある白が凛とした空気を醸し出すTIME&STYLEのTAMAKI ティーカップ&ソーサー¥7,260。コーヒーや中国茶などを注いでも合うデザイン

  • 素朴さとモダンな空気を併せ持った辻野剛さんのscavoボトル¥62700~。光の差し方によって表情が異なるガラスのグラデーションが特徴

  • 食卓を演出するアイテム。人気の高い東屋のhagiシリーズ、型皿¥2,200(現在廃盤)。佇まい良し、切れ味良しの成戸刃物製造、東屋のチーズナイフ¥5,830

  • 蒔地漆で仕上げたアンティークのような風合いが印象的な田澤祐介さんのプレート¥9,240。木製でも硬めの作りのため強度に優れる

※在庫や価格は取材時のものです。

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