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SPEAKEASY

ネットではたどり着けない場所へ。

バー? いいえ、ここはヴィンテージメガネショップ〈スピークイージー〉。どこまでも深みにはまってしまいそうな落ち着いた照明に、グラスのように煌々と輝くメガネたち。ほとんどが、現在メガネデザインの源流ともなる、40~50年代のフランスのものだ。

もぐり酒場さながら、インターネットには流れていない刺激的な話がここには潜んでいる。情報源は、オーナーの山村さん。若くしてフランスヴィンテージというジャンルが誕生するはるか前からこれらのメガネに注目するパイオニアだ。

 

「メガネがファッションじゃなかった時代に、この豊富さ。プロダクトへの美の探求心。何より、身につけた時かっこいい」。アメリカものもいいけれど、日本人が着けるとどうしてもデザインに負けてしまう。フランスのメガネには、人に寄り添った工夫がなされているという。「フランスものの世界にはブランドがない。モノの良さだけで価値が決まるなんて、ピュアな話じゃないですか。マニアックでもあるけど、それだけに、自分の個性でつけられる自由さがあります」。

  • 引き出しに、1930年~90年代のデッドストックのフランスヴィンテージメガネを収納。数はもちろん、息を飲む品質と美しさ

つけると存在感が増すメガネ。

実は壁に隠し扉があり、隣の〈guepard(ギュパール)〉へつながっている。ギュパールは、フランスヴィンテージを忠実に再現した自社ブランド。ファッション好きなら知る人も多く、2021年にオープンしたこのショップでは、リリースモデルがすべて揃う。

 

ヴィンテージは6万円台~50万円だが、ギュパールはレンズ込みで3万円ほど。普段使いしやすく、何十年も引き継がれてきた耽美な世界を気軽に楽しめるのがいい。秘密の世界〈スピークイージー〉の扉を開ける前にも、まずはここから入るのをおすすめしたい。

〈ギュパール〉のショップは明るい雰囲気。別注を含めこれまでにリリースした全18型が揃う。ここでしか買えないモデルも

  • サングラスとメガネの2wayで使える新モデル。クリップ幅を変えられるのもポイント

  • 「曲線や角にメリハリがあるのがフランスヴィンテージの良さ」という。目を引くフォルムながら、ミニマムな美しさ。GP-08 ¥29,700

  • トレンド感のある淡いピンクのクリアフレーム。40~60年代のフランスヴィンテージ独特のフォルムが特徴。GP-16 ¥29,700

  • ガラスレンズ時代のフランスヴィンテージにならって、フラットレンズを使用。内側はコーティングして実用的に。GP-13 ¥29,700

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