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WEEKENDERS COFFEE TOMINOKOJI

コーヒーが美味しければ。

そこには、ただ、美味しいコーヒーだけがある。お菓子やおしゃべりするテーブル席もない。紙やプラスチックのカップでは美味しさが伝わりきらないから、テイクアウトはやっていない。

 

カフェとしてスタートしたのが17年前。オーナーの金子さんはコーヒーの美味しさを見つめ続けた。産地での豆の選定、焙煎、抽出まですべてを行い、豆の多様性を出すためのシングルオリジンで提供。甘さと酸味が広がるクリアな味わいだ。淹れたてを軒先でいただくと格別。温度が変わると甘さの余韻があって、また美味しい。そうしてゆっくり味わっていると、今日の雨上がりの晴れた空が目に入ってきて、風がたてる緑の音が聴こえてくる。ここには、コーヒーを丁寧に愉しむことで出会える時間がある。

「コーヒーの魅力は、豆の個性と多様性にあります」と金子さん。産地や農園によって異なる豆の、それぞれの良さを生かした焙煎、抽出を大切にしている

その時期によって最適なフレッシュな豆を選んで提供。本日のコーヒーと選べるシングルオリジン各¥490。アイスやラテもあり

うるわしい佇まいが京都を継ぐ。

駐車場の奥にひっそりと佇むその外観は、まるで一枚絵を見ているように心をとらえる。訪れた時から目にも美しく、味わっていると耳も舌も美しい。春夏秋冬、その日の天気で、時間によって異なる景色も楽しみになる。人に豊かな時間を与えてくれるこの店は文化だ。こうして美意識を継いで、京都という街はできている。

 

〈ウィークエンダーズコーヒー〉は、朝7時半からオープン。1日のはじまりにと、起きたてや出勤前、散歩中にも訪れる人も少なくない。重くないので、飲んだ後も軽快に出かけられる。古くから続くお茶屋さんの感覚で。京都を楽しむ日には、美味しいコーヒーを一緒に。

  • シングルオリジンのドリップバッグを詰めたギフトボックス。4つ入り¥810、異なる豆がアソートになったもの¥982

  • 豆は週2回焙煎している。お気に入りが見つければ、自宅用の豆を購入するのもおすすめ。シングルオリジンで100g ¥810~ / 1kg ¥8,100

    ※豆の価格は変動します

Text : Mio Wajima
Photo&Edit : Yuji Iwai

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