使えば使うほど、愛すれば愛するほど、自分の気持ちに応えてくれる。空気や雨、そして手で触れるほどに自分色に育っていく。デザインや素材の良さだけでなく、長年一緒に歩んでくれる革靴。浅草を拠点に、熟練の職人たちによって作られたレザーシューズやグッズを中心に展開する〈エンダースキーマ〉は、使うひとの人生とともに濃密な歩みをみせてくれるだろう。関西初の直営店である〈スキマ 大阪〉は、豊崎の築60年以上を数える木造平屋を選んだ。そして、多くの時間や文脈を経た唯一無二の空間を活かすため、もともとあった柱などの補強財や合板などには手を加えずに、新たなレイヤーを付加。改装ではなく「加装」されたこの広々とした空間に、エンダースキーマのプロダクトがフルラインナップする。