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credenza

輝きはコーディネートの中に。

ゴミか、はたまた宝物か。「廃材がかっこよければ、それは価値になる。多くの人にとってゴミでも」。

〈クレデンザ〉は、インテリアコーディネーターである堀さんの、アトリエ・ショールーム兼ショップ。国内の作家やメーカーよりセレクトした「使わない時に空間で成り立つ」インテリア雑貨を中心に並べている。

 

注目すべきは、インダストリアルな雰囲気に美しく映えるディスプレイ。アイテムは正直、どう使えばいいか、ひと目ではわからないものも少なくない。堀さんからすれば、用途は大切じゃない。空間を楽しむために、もっと自由に考えればいい。コーディネートが、カテゴライズされないものを肯定していく。ここには、暮らしに活かせるヒントがたくさんある。

  • ガラス作家、橋村大作さんの“宇宙の化石”¥6,600。化学反応を起こした銀泊が神秘的な模様を作る結晶。ひとつ一つ見た目が異なる

  • 手の長い猿の親子3匹が連なるフック(参考商品)。鋳鉄製で丈夫。頭脳明晰な発想とユーモア溢れるルックス

自分だけの“場づくり”を考える。

隣ビルの大川家具製作所をはじめ、同ビルにある金属加工アトリエや設計事務所、大工さんなどと連携して、リノベーションやインテリアのディレクション・制作も請け負う。自分がほしいものが世の中にないと感じている人、大事にしたいものがある人は相談を。この西宿ビル、洋食屋やアンティークショップも入っているのでまずは気軽に見に行ってみよう。その際は、ぜひ廊下のディスプレイをチェックして。

  • 宙吹きと呼ばれる製法で作られたフレスコの酒器¥19,800。手作業による個性とガラスとは思えない深みのあるデザインは唯一無二

鉄に特化した職人・デザイナー、馬場忠寛さんの作品。実用性のあるモノをユーモア溢れるモチーフで仕上げている

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