ウィメンズ古着ほど、簡単に言葉で表現するのが難しものはないかもしれない。女性ならではの美的感覚やその時々の気分、サイジングなど、それぞれ表現の仕方が全く異なるから。古いとか新しいとかはどうでもよくて、それが美しいかどうかが心揺らめくポイントになる。
こちら『veje』は、2018年に大阪・靱本町にオープン。8ヶ月後の2019年春には、中津へ。そして2022年には現在の場所となる西宮へと移るなど、まるでジプシーのようなスタイルで独自の世界観の古着を発信する。「引越しするのが好きで、思い立ったらすぐ動いちゃうんです」と笑うオーナーのSHOKOさんは、大阪の名店『RAIN』の出身。そのイズムを受け継ぎ、アメカジ古着に加えてヨーロッパのワーク物やドレス、さらにはデザイナーズを組み合わせるなど、そのセレクトには自由な感性が宿る。