丹波篠山の豊かな食材のみを使い、素朴で滋養のある食事とカフェメニューを提供する〈素滋食堂〉。食材は近隣の生産者のもの、家具は丹波産の木材を中心に使用、ストーブで使う薪には篠山の間伐材を利用するなど、「地元の環境を守るために、ちょこっとできることをしています」と共同代表の小菅さん。庭先には、薪炭材になるコナラを植えた。
もともと宿場町だった古市地区の農協の建物を改装した広々とした店内。工事の多くも床磨きも、仲間たちと行った。料理はこの土地での日常の暮らしを意識しながら、山菜や鹿肉などの魅力を知ってもらえるきっかけになればと話す。