なにやら南船場が賑やかだ。それも古着屋が。アメ村や堀江よりもオトナで、キレイ目のショップが強いイメージだった南船場に、先日ご紹介した〈TOI〉や〈THE BEST SHOP〉を含め以前にも増して古着屋が増えている。古着屋とはいえ、ひと昔前の「ヴィンテージやレギュラー云々…」でひと括りにされるのではなく、いまやそのセレクションは千差万別。オーナーの個性が存分に投影されていることで、より魅力的に見えるのだと思う。
だから最近の古着屋はおもしろい。
こちらの〈マーファ〉は、白を基調とした店内で、ミッドセンチュリーのファニチャーを什器として使うなど、セレクトショップさながらの雰囲気。
「トラッドをベースに、80年代のスケートカルチャーやワーカースタイルをプラスしたスタイルが好きで。今までのアパレルの経験で培ったことと、自分の好きなスタイル、両方を大事にしながらピックしました」
と店主・大西良樹さんが言うとおり、そこには決して派手に主張しないクリーンな古着たちがラインナップする。