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Yuragi Outdoor

焚き火が教えてくれること。

虫の声や不規則な気の揺れに、人は惹かれる。作られたものでない、火のゆらぎのような自然のものを楽しむためのアイテムを提供したいと、〈ユラギアウトドア〉は始まった。大学時代の同級生でキャンプ好きであるふたりが、脱サラしてオープンしたという一軒。見つけるのが得意な山本さんと、話すのが得意な森田さんが、「有名じゃないけどしっかりとモノを作っているガレージブランド」に注力して展開する。

その中心にあるのは「焚き火」だ。「僕はキャンプに何をしに行っているかというと、焚き火をしに行ってるんです」と山本さん。誰もいない自然で、仕事を忘れてぼーっと火が燃えるのを見るのが好きだという。店内には火を演出する、焚き火をいじるための道具が豊富で、壁一面に並ぶ火バサミコレクションは、決して大型店では見ることはできない。

  • カメラの三脚に合体させてサイドテーブルとして活用することができる優れもの。ヨドガワガレージのオクタゴンプレート各¥22,800〜

  • 焚き火を推すゆえに、薪は手頃なプライスに設定。火が長持ちするという広葉樹 6kg ¥750、着火しやすい針葉樹 4kg ¥650。針葉樹~広葉樹と組み合わせて使うのが良いという。それぞれ、コーヒーの注文で¥100オフに

     

  • 溶接職人によって作られた、無骨な焚き火台。一点物で、火の全貌が見えるのが特徴。アイアンショップのBUKOTU¥14,800

  • 薪割り、薪カットに。握りやすい柄と、長く使いたくなるデザインが魅力。(左から)キャンプオンパレードの斧¥24,200、エヌエフナインの鉈¥24,200

  • 今、ランタンに合うカスタムグッズが多発。こちらはレジンと木を組み合わせたユニークなルックス。〈ゴールゼロ〉のランタン専用のカスタム品、キーノのランプシェード¥8,800

  • ひとつ一つ木目によって表情が異なるククサ(木製カップ)。厚い加工をしていないので、使うほどに色の変化が楽しめるエトモクのククサ各¥7,200

  • 火を演出するのに欠かせない火バサミ。パラコードを巻いているため、掴みやすさ抜群。ボーンズラボの鉄製薪バサミEASY-1¥9,000

コンパクトなステンレスボディがかわいいケトル。IH対応で家庭でも使用OK。ベルモントのファイヤースクエアケトル¥6,380

キャンプの“今”と“沼”。

「キャンプはこの複雑なギアたちをなんなくこなせるかなんです。それは仕事にもつながるような気もしますし、クリアする楽しさがありますね。そうすると車も変わってきたりして…。気づけば完全にキャンプ沼です(笑)」と森田さん。

カウンターでは、スペシャルティコーヒーとクラフトビールを提供する。コーヒーの香りをくゆらせると自然と会話が生まれ、現在進行形でキャンプを楽しむ2人と情報交換するのが楽しい。

「今は第3次キャンプブームだと言われていて。キャンプで何をするかの時代なんです。例えばランタンを買うのではなく、ランタンをカスタムして自分らしく楽しむ。商品が多様化していてすごく素敵になってる。それを楽しむためにキャンプするのもアリですよね。っていうか、これだけあると楽しまないとダメかもしれせん」。

  • カウンターで提供するコーヒーは、堺の〈4trees coffee〉で焙煎した豆を使用している。アイスコーヒー¥400

  • 〈4trees coffee〉で焙煎した本格派コーヒーのドリップバッグ。インドネシア、タンザニア、エチオピアのシングルオリジン各¥180

  • アウトドアのガレージブランドが強いという島根より、醸造所〈サードバレルブルワリー〉のクラフトビールを販売。¥700~

  • アウトドア、キャンプ、ゆらぎをイメージしたKeigo Inamoto氏によるコラージュアートをプリントしたオリジナルのロンT¥4,200

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