自分の頭の中を立体的に表現する。それが例えばお店だとしたらどんな考えがめぐるだろう。売れるか、売れないか。ひとが来てくれるか、来ないか。未来への希望と比例するかのように、不安も襲ってくるはずだ。人生と同じでどれだけ強がっても、新しい物事への希望と不安は常に隣り合わせ。しかし、やりたいことを夢中に突き詰めていくと、唯一無二のスタイルとなる。そしてそれに呼応してくれる。街であっても、山であっても。
府内で唯一の村、千早赤阪村に構える〈BUM〉は、養安明朗さん・たみおさん、井上拓耶さんの3人によって作り上げられた。築130年余りの古民家を舞台にした、店主たちの頭の中はとても自由だ。