起き抜けに飲むコーヒー。そのコーヒーカップが自分のお気に入りであれば、良い一日を過ごせそうな気がする。愛着のある皿があれば、家に帰ることが楽しみになる。普段何気なく使っている器も、洋服と同じように自分の気分を高めてくれるものであれば日常がもっと楽しくなる。
新旧が入り交じる町、昭和町と西田辺のほぼ中間に佇む『futou』は、国内の作家の陶磁器を中心に紹介するお店。
ひとくちに陶磁器といっても、その姿形は様々。ここに並ぶのは、思わず手に取りたくなるクセのあるフォルムや釉薬の美しい色使いなど、独特のビジュアルが目を惹く個性派たち。
店主・河辺 拓さんの器への愛情に加えた少しの毒っ気。そのセレクトがまた面白い。