観光エリアの喧騒を離れた奥のほう、ぽつんと佇む一軒家がある。神の使い、鹿たちも遊びにやってくる〈空櫁〉では、日本の作家と職人の生活道具を紹介している。3回掃いていたのが1回でよくなる棕櫚(シュロ)のほうきや、割れても置いておきたくなる八田 亨さんの美しいうつわ、摩擦に強く一生ものになりうる山椒の木で作った擂粉木(すりこぎ)….。ここにあるのはどれも、丈夫で働きもので、使って楽しめるものばかり。
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ものに命を吹き込む、特別な場所。
観光エリアの喧騒を離れた奥のほう、ぽつんと佇む一軒家がある。神の使い、鹿たちも遊びにやってくる〈空櫁〉では、日本の作家と職人の生活道具を紹介している。3回掃いていたのが1回でよくなる棕櫚(シュロ)のほうきや、割れても置いておきたくなる八田 亨さんの美しいうつわ、摩擦に強く一生ものになりうる山椒の木で作った擂粉木(すりこぎ)….。ここにあるのはどれも、丈夫で働きもので、使って楽しめるものばかり。
手仕事を伝える小さな媒体。
店主の五井さんの人生を変えたのは、一本のほうきだったそう。「初めて職人さんから買ったときに、その背景を聞いたことがあったんです。するとそのほうきを使うたびに、職人さんが言っていたこととその時の感動を思い出して、とてもいい気分になるんです」。それから、そのほうきがあるだけで生活が変わったという。ものづくりをしている人はみな誠実で、丈夫で長く使えるものには、作り手の智恵と思いやりが重ねられている。五井さんはすべての工房へ足を運び、ときには作る工程にお邪魔し、その手仕事を記録し、感動まで仕入れてくる。『空櫁』へ訪れた際は、ぜひその話をたずねてみてほしい。そうして連れ帰った“もの”は、特別な存在になるにちがいない。
八田亨さんの三島3寸皿¥3,850。見る角度によって表情が異なり、自然光の空櫁によく映える
Text : Mio Wajima
Photo & Edit : Yuji Iwai
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Photo by Takashi Hamada